アラモアナホテル・バイ・マントラには、山側のコナタワーと、海側のワイキキタワーがありますが、それぞれ何がちがうのか、ご存じですか。
コナタワーは料金が安いので、リピーターも多いのですが、ワイキキタワーとの違いを知らないで予約してしまい、「後悔した」と、悲しむお客様も多いです。
1泊20ドル違ったら、お部屋の情報見ないで、安い方予約しちゃうかも…。
ちなみに、この2つのタワーの違いは、お部屋からの景色と、大きさ、ラナイ(ベランダ)の有無です。
どのように違うのかは、この後、ゆっくりと解説していきますね。
他にも、コナタワーの魅力や、どんな人がコナタワーに宿泊するべきか、なども紹介しています。
また、気になるアラモアナホテル・バイマントラの口コミも気になると思うので、包み隠さずレビューしております。
ぜひホテル選びの参考にしてくださいね。
アラモアナホテルバイマントラのコナタワーとワイキキタワーの違い
冒頭でも少し触れましたが、アラモアナホテル・バイ・マントラのコナタワーとワイキキタワーの違いを紹介していきます。
ところで、どっちがコナタワーで、どっちがワイキキタワー?
ワイキキタワーが正面エントランスのある背の高い建物で、コナタワーはその裏にある背の低い建物だよ。
この2つのタワーを、簡単に比べると、下の表のようになります。
コナタワー
- フロア:5階~13階
- 眺望:シティビュー、パーシャルオーシャンビュー
- 部屋の広さ:約23平方メートル
- 最大1室2名まで利用可能
- エキストラベッド利用不可
- ベビーベッド利用不可
- ラナイなし
ワイキキタワー
- フロア:6~35階
- 眺望:シティビュー、マウンテンビュー、パーシャルオーシャンビュー、オーシャンビュー、スイートルーム
- お部屋の広さ:32平方メートル
- 最大1室6名まで利用可能
- エキストラベッド利用可(部屋によってはNG)
- ベビーベッド利用可
- ラナイあり
海側のワイキキタワーは、6階から35階に、宿泊ができる部屋が用意されているので、海が少し見えるパーシャルオーシャンビューだけでなく、海が見渡せるオーシャンビューもあります。
スイートルームが用意されているのも、ワイキキタワーだけです。
お部屋の広さも、ワイキキタワーはコナタワーと同じ眺望(シティビュー、パーシャルオーシャンビュー)のお部屋で比べても、よりも約1.4倍広いです。
それぞれ、解説していきますね。
ワイキキタワーは部屋の種類が多くて、広い
コナタワーはシティビュー(マウンテンビュー)、パーシャルオーシャンビューの2種類でしたが、ワイキキタワーはそれに加えて、オーシャンビューとスイートルームがあります。
スイートルームには、電気コンロが備え付けられていて、自炊が可能になるので、長期滞在される方には嬉しいですよね。
デラックス・マウンテンビューのみ、1室6名利用が可能です。
4名以上で利用するときは、追加料金がかかります。
また、ADA(アメリカ障がい者差別禁止法)に、対応した部屋も、ワイキキタワーにあります。
浴室に手すりがついていたり、シャワーヘッドが固定されていなかったりするので、他の部屋よりも安心して利用ができますね。
ADA対応のお部屋の注意点は、他のお部屋と繋げることができません。
そこだけご注意くださいね。
コナタワーにはベランダ(ラナイ)がない
コナタワーにはラナイが付いていません。
滞在中に、部屋の窓を開けて、ラナイから外の景色を楽しんだり、外の様子を確認したりできるのはワイキキタワーだけです。
ラナイに出て、ハワイの風を感じながら、コーヒーを飲んだり、ゆっくりしたい方は、ワイキキタワーにしましょう。
ワイキキタワーでも、「訳アリ」のお部屋はラナイが開かないので、よく確認してから予約してくださいね。
そうそう、外に出られるからと言って、ラナイでタバコを吸うのは絶対にやめてください!
ベランダが付いていようが、部屋のカテゴリーがスイートだろうが、ホテル内での喫煙はハワイの法律で禁止されています。
バレないと思って、こっそりホテルのベランダで吸う方が多くいらっしゃいますが、清掃する際に分かります。
アラモアナホテルの場合、清掃費用として200ドル(日本円で約26,000円)請求されますし、ひどい場合は強制的にチェックアウトもあり得ますよ。
1部屋3人以上で泊まるなら、ワイキキタワー
2名までの場合は、コナタワーでも良いのですが、子供も含めて3人以上で泊まるときは、ワイキキタワーにしか宿泊できません。
さらに、コナタワーには、ベビーベッドも入れることができないので、子供と一緒に泊まるときも、ワイキキタワーの方がいいですよ。
ベッドの高さが、160cmの私のおへそくらいなので、落ちてしまっては大変です!
スイートルーム以外は、3名以上で利用すると、3人目以降の大人1人につき、追加料金がかかるので、「値段が勝手に上がってる!」とビックリしないでくださいね。
ちなみに、スイートルームは、デラックス・マウンテンビューを除いて、3名で泊っても、4名で泊っても、追加料金は発生しません。
ですが、ベッドは2台(厳密に言うとベッド1台と、ソファベッド1台)なので、それで問題がなければ、の話ですが。
もちろんベビーベッドはリクエストすれば入れてもらえますので、必要な場合は事前に予約しておきましょう。
アラモアナホテルのコナタワーでも100%楽しめる人
何と言ってもアラモアナホテルのコナタワーの魅力は、料金です。
ワイキキタワーと比べると、1部屋あたり、最低でも1泊20ドルは抑えられます。
ハワイのプレートランチが、1つで20ドルくらいなので、1人分の食事代が節約できますね。
また、アラモアナホテルは3つ星ホテルなのですが、同じグレードの中でも、リゾート料金がない分安いです。
さらに、セキュリティ面、アクセスの良さ、安全面などを考えると、とても良心的な料金なんですよ。
次のことが気にならなければ、コナタワーでも十分、満足のいく宿泊になります!
- ホテルにいる時間があまりない人
- 部屋が狭くても気にならない人
- ベッド1台あれば十分な人
ひとつづつ、解説していきますね。
ホテルにいる時間があまりない人
ハワイに滞在しているとき、ツアーや、アクティビティに参加するなど、一日中外出する人は、コナタワーで十分かもしれません。
お部屋でゆっくり過ごしたり、窓から景色を楽しんだりする時間が、なくても問題なければ、私はコナタワーをオススメしますよ。
なぜかと言うと、コナタワーの眺めは、あまり良くないからです。
コナタワーは正面玄関のある、ワイキキタワーの裏側にありますよね。
建物自体もあまり高くなく、宿泊ができる部屋は、35階まであるワイキキタワーと違い、5階から13階まで。
シティビュー(マウンテンビュー)と、パーシャルオーシャンビューの2種類の部屋タイプがあるのですが、周りにある建物に景色が遮られている部屋が多いです。
また、パーシャルオーシャンビューも、アラモアナセンターの駐車場の向こう側に、海が少し見えるくらいです。
なので、お部屋からの景色を、楽しむ予定のない場合は、コナタワーでも後悔しませんよ。
お部屋がせまくても、気にしない人
コナタワーの部屋の広さは、約23平方メートルです。
数字だけだとピンと来ないかもしれませんが、23平方メートルは、大きなスーツケースを2つ、ギリギリ広げられる大きさです。
スーツケースを広げるのに、ギリギリなスペースなので、ソファベッドもありませんし、エキストラベッドや、ベビーベッドを部屋に入れることもできません。
とは言っても、日本のビジネスホテルよりは広いので、ビジネスホテルをよく利用する方は、コナタワーのお部屋でも、問題ないでしょう。
ベッドが1台あれば大丈夫な人
コナタワーのベッドは、全室クイーンサイズ1台のみです。
先ほどお伝えしましたが、エキストラベッドや、ベビーベッドを入れるスペースがないです。
1人での利用であれば、1台でも問題はありませんが、2人で利用するときに、ベッドが1台では困る方はワイキキタワーを予約しましょう。
逆に、「クイーンサイズのベッドが1台あれば、十分!」という方は、コナタワーのお部屋で問題ないですね。
アラモアナホテル宿泊レビューと口コミ
アラモアナホテル バイ マントラのコナタワーとワイキキタワーについてお話してきました。
色々違いは聞いたけど、口コミが気になる!
日本語って通じるのかなぁ…。
そうだね。じゃあ、実際に宿泊された方々の口コミや、私の両親が泊まったときの体験談を話そうかな。
仕事柄、たくさんの意見をいただくのですが、一番多いものから、今回は順番に8個紹介させていただきます。
- どこ行くにも便利
- リゾートフィーがない
- 日本語が話せるスタッフはいるけど会えるかは運
- アメニティが最小限なので注意が必要
- 水圧が優しく、シャワーヘッドは固定されているものがほとんど
- 部屋が寒い
- 各部屋に電子レンジがある
- 壁が薄い
口コミ①アラモアナホテルは立地がいい
アラモアナホテルの立地って、本当に最高なんですよ。
渋滞がなければ、空港まで車で20分。
ワイキキのロイヤルハワイアンセンター辺りなら、10分程度で行けます。
ウォールアートで有名なカカアコは、10分もかかりません。
何より徒歩圏内にドン・キホーテ、ウォルマート、ターゲット、アラモアナセンター、ホールフーズがあるから、買い物がしやすいんだよね。
そして、ローカル御用達のアラモアナビーチは、徒歩10分くらいで行けますよ。
しかも、アラモアナのショッピングセンターへは、ホテルの2階から直通!
モールの駐車場を通って、行くことができるんだって。
あとは、あまりオススメはしていませんが、乗り換えせずにカイルアやハレイワ、ノースショアへバスで行くことも可能ですよ。
これだけ立地が良いと、チェックイン前でも選択肢がとても広がるんです。
例えば、フロントに荷物を預けて、こんなことができます。
- アラモアナセンター内のカフェでゆっくりする
- ハワイのスーパーマーケットをのぞいてみる
- ホテル内のスターバックスで時間をつぶす
- フロントでタオルを借りて、アラモアナビーチで泳ぐ
- アラモアナビーチパークを散歩する
- カカアコに行って、ウォールアートを堪能する
ハワイにある、ターゲットやウォルマート、ホールフーズや、フードランド、ドン・キホーテなどのスーパーマーケットは、朝の8時にはオープンしていますので、忘れ物を買うときは便利ですよ。
そう言えば、土曜日だったら、カカアコのファーマーズマーケットにも行けるね。
口コミ②リゾートフィーがチャージされない
リゾートフィーがかからないのは、本当にありがたい!
ハワイのほとんどのホテルではリゾートフィーが導入されています。
パンデミック以前は1泊につき1室当たり、15ドル~30ドルほどだったのですが、今では25~40ドルほど。
中には100ドルを超えるホテルも!
リゾートフィーが高い分、サービスも良くなるけれど、含まれている内容がWi-Fiアクセスだけなら、リゾートフィーがない方がありがたいですよね。
アラモアナホテルは、リゾートフィーがかからないホテルなので、その分ちょっと食事を豪華にしたり、自宅用のお土産を奮発したりできますね。
リゾートフィーについて、詳しく知りたい方は、こちらの記事で紹介しているので、参考にしてください。
ハワイのリゾートフィーって拒否できる?リゾートフィーとは何?税金もかかるの?
口コミ③日本語を話せるスタッフは一応いる
英語に自信がないから、日本語ができる人がいると良いんだけど…。
アラモアナホテルに、日本人スタッフや日本語をネイティブレベルで話せる方は、もちろんいらっしゃいます!
ただ、必ずフロントにいるかと言われると、それは「運」次第です。
『日本語のゲストサービス』は、ありませんので、日本語が分かる方が、常にいる訳ではありません。
「日本語がわかる人だったらラッキー」くらいの気持ちでいた方が、よさそうだね…。
「どうしても日本語が話せる人がいい!」という方は、日本語のゲストサービスのあるホテルを検討されるといいかと思います。
父は英語が話せませんが、「何とか1人でチェックインとチェックアウトできたよ」と言っていました。
館内放送も、緊急時以外だったら英語の後に、日本語が流れます。
口コミ④アラモアナホテルのアメニティは最小限
両親が宿泊した時に、バスルームに用意されていたアメニティは次の5つでした。
- 石鹸
- リンスインシャンプー
- ボディローション
- シャワーキャップ
- 靴磨き
宿泊費が控えめな分、アメニティも控えめだね。
気を付けていただきたいのが、歯磨きセットがないことと、シャンプーにリンスがインしていることです。
アラモアナホテルに泊まるときは歯ブラシセットやシャンプー、コンディショナーを持ってくるか、ハワイに到着したら購入しておくと、安心ですね。
口コミ⑤アラモアナホテルのシャワーは浴びにくい
アラモアナホテルに限らず、ほとんどのアメリカホテルのシャワーはヘッドが固定されています。
手で持ってシャワーを浴びるのに慣れている方だと浴びにくいです。
また、水圧も優しいので、普段より洗うのに時間がかかるかもしれません。
特に小さい子供がいる場合はバスタブにお湯を張ったり、桶のようなものを持ってくるなど対策をした方がいいですよ。
口コミ⑥部屋が少し寒い
アラモアナホテルは、全体的に空調が強めにかかっているので、部屋のエアコンを切っても部屋に冷気が流れ込んでくることがあります。
掛け布団も厚くないから、寒がりな私は、ちょっとツライかも…。
追加で毛布をもらえますので、風邪をひく前にフロントに伝えましょうね。
口コミ⑦各部屋に電子レンジ
全部のお部屋に、電子レンジが付いてる~!
そうなの!アラモアナホテルは、コナタワーのお部屋にも、ワイキキタワーのお部屋にも、電子レンジが付いています。
電子レンジがあると、スーパーマーケットで買ったお惣菜やお弁当を温めて食べたり、レストランで食べきれなかった分の、テイクアウトを温めて食べたりすることができますよ。
口コミ⑧壁が薄い
アラモアナホテルの壁が薄いので、隣の部屋のシャワーの音が聞こえたり、大きな声で話すと廊下に丸聞こえだったりします。
両親がアラモアナホテル(ワイキキタワー)に泊まったとき、隣の部屋でカップルが夜、大きな声を出していて、気まずく部屋を変えてもらったと言っていました。
エレベーター近くの部屋だと、「エレベーターが動く音がうるさい」という意見もいただいたことがあります。
気になる場合は宿泊する際に、リクエストしておくといいですよ。
宿泊プランによっては部屋の移動ができないこともありますが、ほとんどの場合対応してもらえますよ。
まとめ
アラモアナホテル バイ マントラのコナタワーとワイキキタワーの違いについてと、アラモアナホテル バイ マントラの気になる口コミを実際に両親が泊まったときの体験をもとにレビューさせていただきました。
立地が良く、リゾートフィーがかからなかったり、電子レンジが各部屋に用意されているので、予算が限られている方や出張で来られる方、観光など予定がたくさん詰まっていてホテルでくつろぐ時間があまりない方に強くオススメできるホテルです。
日用品や食材、日本食が揃うスーパーが徒歩圏内に7つあるので長期滞在される方にもオススメです。
反対に予算に余裕があって、毎日ビーチでのんびりしたり、波の音が聞こえる部屋でゆったりと時間を過ごしたい方には向きませんので注意しましょう。
ぜひ、ホテル選びの参考にしてみてくださいね。
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