ハワイはなぜか「英語が話せなくても大丈夫」というイメージがとても強いです。
断言させていただきたいのですが、そんなことはありません。
移住に限らず、ハワイ旅行も「英語が話せない人でも大丈夫」なんてことはないんです。
「前に旅行したけど大丈夫だったよ」
「知り合いで英語が話せないけどハワイに住んでる人いるよ」
という声が聞こえてきそうですが、
パンデミック以降はますます日本語が話せる人も、英語の話せない日本人を雇える企業も減っています。
そもそも「日本語で大丈夫」と言っている方はワイキキやアラモアナなど日本人の集まるエリアでしか行動していないことがほとんどです。
この記事では
・ハワイ旅行で英語が話せない人が損する6つのこと
・日本語しか話せない人がハワイで楽しむには
・旅行するのに英語力はどの程度必要なのか
・シーン別で使える簡単なフレーズ
・そもそも何故ハワイ=日本語でも大丈夫のイメージが浸透したのか
・ハワイで英語が話せると得する4のこと
・ハワイ移住者が英語を話せないと直面する壁
・ハワイに長期留学したり住んだりすればペラペラになれるよね?という世間の誤解
と言った内容を紹介していきます。
ハワイ旅行で英語が話せない人が損する6つのことをシーン別に紹介
私はハワイにある旅行会社のツアーデスクでお客様対応の業務をしているのですが、英語が話せないという理由で
・どの観光地へ行っても日本人と会う
・行きたいレストランを断念する
・余計に手数料がかかってしまう
・観光客を狙った詐欺に遭う
・お店側のミスを指摘できずに多めに払ってしまう
・ホテルの部屋の空調を変えられず体調を崩してしまう など
1日に2~3組のお客様が嘆かれているところを目にします。
どこに行っても日本人だらけ…
「せっかくハワイに来たのに、行くところ行くところ日本人だらけでハワイに来た気がしなのですが…この時期は日本人が多いのですか?」
あるお客様に聞かれたことがあります。
ハワイにいる日本人が全て観光客であるとは限りませんが、行くお店や場所が日本語が通じるレストラン、マッサージ店、ショッピングセンター、観光地には日本人が集まります。
特にワイキキやアラモアナ周辺は旅行会社各社が運営するトロリーの停留所もあるので日本人が多いです。
反対に日本語が通じない場所は日本人の数はグッと少なくなります。
日本人が多すぎると感じる方は日本のガイドブックで紹介される場所や、トロリーが通っていて行きやすい場所へ行っています。
日本人のいないところを求めるのでしたら、車でないと行けないような場所へ行く必要があります。
行きたいレストランを断念する
インスタグラムで見つけたレストランへ行きたいと、いらっしゃったカップルのお話です。
ローカルに人気のレストランで、平日でもディナータイムは予約なしでは難しいお店でした。
友人と行ったことのあるレストランだったので
・スタッフに日本語を話せる人はいない
・日本語メニューはなかった
・トロリーのパスでは行けないところ
・出歩くと危険なのでタクシー(ウーバー)で行ったほうがいい
とお話すると「日本語が通じないなら大丈夫です…。」と旅行前に企画していたレストランを断念されてしまいました。
他にも「ハワイロコに人気のレストランを教えてください」と質問をいただいたときにいくつかお店を紹介したのですが、日本語が通じなかったり、日本語メニューがないという理由で断念される方が多かったです。
断念される理由としてもう一つが「余計な手数料がかかってしまう」こともあります。
余計な手数料がかかる
旅行会社も慈善事業ではないので、予めプランに組み込まれていないことをお願いされると別途手数料がかかります。
例えばローカルに人気のレストランを教えた後に「予約してください」と言われても無料でお引き受け出来ないんです。
提携しているレストランであれば予約は可能ですが、提携していないところだと手数料をいただく会社が多いです。
ケチ臭いですよね。
すみません。。。
旅行会社にもよりますが、予約が取れなくても一定のサービスがかかります。
レストラン以外でも、例えば「オプショナルツアーに参加して送迎バスの中に忘れ物をした」という場合でもバス会社やオプショナルツアー催行会社に連絡するのに料金が発生します。
見つかっても、見つからなくてもです。
どれも英語が話せれば払わなくて良い料金です。
観光客を狙った詐欺に遭う
「チップをぼったくられたかもしれない!」と血相を変えてご来店された方もいらっしゃいました。
旅の疲れを癒そうと、マッサージ店を探していたところ「40ドルデイイヨ!」と店頭で声をかけられたそうです。
たどたどしい英語で「本当に1時間40ドルでいいのか」確認し、施術をお願いしたらチップを30%取られたと。
弊社と提携していないお店でしたし、お店の電話番号も分からない。
そして既に支払いをしてしまっているので交渉はできませんでした。
英語が話せれば最悪な気分にならないで済んだでしょう。
ちなみにマッサージの場合、チップの相場は15%が最低ラインです。
高級ホテルや高級スパで施術を受ける場合は最低でも20%は支払うのがマナーです。
施術者が居眠りしていた、などサービスがあまりにもひどかったら責任者を出してもらい、チップや料金の交渉をすることが可能です。
お店側のミスを指摘できない
日本にいてもたまに起こるかと思いますが、レストランで頼んでいないものや、キャンセルしたものが料金に入ったままになっていることも稀にあります。
「さっき食べに行ったレストランで○○の料金が入っていた。この料金を返金して欲しい」と言われてもそのことが証明できない限り一度お店を離れている以上、返金はされません。
「英語が話せなかったから指摘できなかった」と悔しがるお客様のお顔がしばらくの間頭から離れないんですよね。。。
ちなみに、どちらも中学生で習う単語で言うことができます。
頼んでいないものが料金に入っていた場合:
“I didn’t order it.(アィ ディドゥン オォダイッ)”
キャンセルしたものが入っていたとき:
“I’ve canceled the order.(アィヴ キャンセルジオォダー)”
※カタカナ表記はネイティブ発音に寄せているのでガイドブックや英会話の本に載っているものとは違います。
空調で体調を崩してしまう
ハワイのホテルでは空調が基本的強めに設定されています。
部屋で温度を変えられるところがほとんどですが、その空調のリモコンが壊れていることもあります。
それをコンシェルジュやフロントデスクに上手く伝えられず、寒さで体調を崩してしまうお客様が結構いらっしゃいます。
他にもエレベーター横の部屋にご滞在していたお客様はエレベーターの音がうるさくて寝不足になってしまった方もいました。
せっかくの旅行期間に体調を崩してしまっては勿体ないですよね。
「部屋が寒い。ブランケットを2枚持って来てほしい。」
「エレベーターの音がうるさくて眠れない。他の部屋に変えてほしい。」
と伝えられれば日本語を話すスタッフがホテルにいなくても我慢しないで済みますよね。
(上二つの英文は後ほど答え合わせをするので、それまでに考えてみてください。)
ハワイで英語が話せない人が楽しむためにできる7つのこと
「ハワイで英語を話せないと損しますよ」とさんざんお伝えしましたが、全くハワイを満喫できない、ということはありません。
・ワイキキやアラモアナエリアを満喫する
・ワイキキ周辺に滞在する
・旅行会社のトロリーを使う
・フリーペーパーや旅行雑誌で紹介されているお店に行く
・郊外へ行きたい場合は添乗員つきのツアーに参加する
・日本語が話せるスタッフのいるホテルに泊まる
・ポケトークを持参する
などの対策もあります。
ワイキキやアラモアナエリアを満喫する
アラモアナには世界一のオープンエアのショッピングセンターがありますし、ワイキキにはビーチがあります。
もちろんアラモアナにもビーチはありますが、トローリーに濡れたまま乗車はできないのでホテルの近くのビーチへ行くのがオススメです。
アラモアナセンター以外にターゲット、ウォルマート、ドン・キホーテ、ホールフーズも行くとなるとアラモアナで1日が潰せてしまえます。
ビーチも1~2時間は時間を取って満喫したいですね。
またワイキキやアラモアナのお店が密集しているエリアは日本語が話せるスタッフが多いので英語が話せなくても問題ないことが多いです。
後ほど紹介しますが、レストランで使えるフレーズや、洋服や雑貨屋さんなどのお店で使えるフレーズを覚えれば怖いものなしですよ。
ワイキキ周辺に滞在する
ワイキキ発のオプショナルツアーや、ホテル宿泊特典・JCBカード特典で利用ができるトロリーが走っているので十分ハワイを満喫することができます。
また、日本語デスクのあるホテルやショッピングセンターなど日本語が話せる人が多いので何かあった時も安心です。
さらに日本語が通じる病院(ドクターズ・オブ・ワイキキ)もワイキキにあるプリンセスカイウラニホテル内にあるので便利です。
旅行会社のトロリーを使う
ザバスより早く目的地に到着しますし、タクシーやウーバーなど使わずに主要な観光地へ気軽に行けるので便利です。
どこに停まるかも予め分かっているので、
「乗り過ごしたらどうしよう…」
「全然来ないけど大丈夫?(場所合ってる?)」
など心配はいりません。
また、旅行会社のトロリーなら遅延が出ていてもツアーデスクに連絡を入れればトロリーがどこにいるか、あとどのくらいで着くかも私たちがお調べして伝えることが可能です。
フリーペーパーや旅行会社で紹介されているお店に行く
街を歩いていると目にすると思いますが、至る所にKaukau(カウカウ),Aloha Street(アロハストリート),LeaLea(レアレア)などのフリーペーパーが置いてあります。
日本人の見るフリーペーパーにお店を載せている、ということは高い確率で日本人に慣れているお店であることが分かります。
その中に掲載されているお店に行くと日本語が通じなくても、英語が話せない人に慣れているので言いたいことを汲み取ってくれることが多いです。
それでも心配な場合、旅行代理店でミールクーポン付きのプランを購入しましょう。
レストラン予約、精算、チップの支払いは旅行会社が行うのであなたは時間通りにレストランへ行き、ミールクーポンを渡すだけでいいです。
注意点として、ミールクーポンに記載されていないもの(アルコールとか)を頼むとその分の料金とチップを現地で支払う必要があります。
郊外へ行きたい場合は添乗員つきのツアーに参加する
トロリーで行けない郊外へ行く場合、レンタカーを借りるか、ザバスで行くか、タクシーを呼ぶか、添乗員つきのツアーに参加するか、が選択肢に上がると思います。
この中で英語が話せない人にオススメなのが添乗員つきのツアーに参加することです。
添乗員がいるので、何かあれば日本語で相談できますし、オススメのお店や観光地など教えてくれます。
ガイドによってはガイドブックには載っていないハワイの豆知識やフォトスポットなど知っている人もいて楽しいですよ。
日本語が話せるスタッフのいるホテルに泊まる
ホテルに日本語の話せるスタッフがいると宿泊者であれば、チェックイン・チェックアウトで英語を話す必要もありませんし、
万が一何か問題が起きたら対応してもらえます。
パンデミック前ですとシェラトン、マリオット、プリンセスカイウラニ、ヒルトン、ハイアットに日本語の話せるスタッフが常にいました。
アラモアナホテル、アンバサダーホテル、ロイヤルハワイアン、ビーチコマー、アウトリガーリーフワイキキにも日本語の話せるスタッフがいましたが、毎日出勤しているとは限りません。
ポケトークを持参する
ポケトークを持参するのも一つの手ですよ。
日本に帰国した時に電気屋さんで試してみたのですが、びっくりするくらい正確でした!
1年間アメリカで泣きべそかきながら習得した私の英会話以上のクオリティです。
翻訳するのに多少時間があって、会話にラグが生じますが通じないよりは全然いいと思います。
レンタカーに乗ってオアフ島の郊外へ行ってみたいけど、英語に自信がない方には良いお守りになるのではないでしょうか。
ハワイ旅行に必要な英語力は?
ハワイ旅行でもワイキキやアラモアナ周辺で観光するのであれば英語力はあまり必要ありません。
レストランで自分の食べたいものを注文することが出来たらひとまず安心です。
日本語が通じるお店が多いですし、ホテルにも日本語が話せる方がいますので。
ただ、郊外へ行きたいと考えているのならある程度英語を話せないと危険です。
英語は完璧じゃなくていい
一つ勘違いしないでいただきたいのが、ハワイに観光で来ている場合、完璧な英語を話せなくて問題ないということです。
例えばグアバパンケーキを1つとオレンジジュースを2つ頼みたければ
“Guava pancake, 1! Orange juice, 2 please!
(ガヴァパンケィク ワン、オゥレンジュース トゥゥ プリーズ)”
で伝わります。
もちろん”Can I have 1 Guava pancake, and 2 Orange juice?”と言えるとスマートですが、上記のような英語でも分かってもらえます。
ハワイには移民がたくさんいるので、全員英語が母国語じゃないんです。
私たちのように英語が第二外国語の人がたくさんいます。
また、英語の話せない観光客にも慣れていますし、「英語バリバリ話せます!」という見た目ではないので変な英語や間違った表現を話しても気にしていません。
例えばあなたが駅員さんで、日本に観光で来たアメリカ人に東京駅で「キョウトイクデス」と言われたら京都に行けるように手伝いますよね。
「文法が間違ってる『京都に行きたいです』なのに」と文法の間違いを気にしないはずです。
それと同じで、こっちの人も気にしていません。
極論、食べたいメニューを指差して
“This, please.(ディス プリーズ)”でOKです。
自力でオアフ島の郊外へ行きたい場合は英語力は必要
レンタカーやザバスで郊外へ行くことを考えているのでしたら、先ほど紹介した英語だけでは足りません。
郊外には日本語を話せる人と出会うことの方が難しいからです。
最低限でも
・レンタカーを借りるとき(傷が付いてるとかの指摘ができる)
・ナビもスマホも使えないときに道を間違えて迷ったとき
・車をぶつけられたとき
・車上荒らしにあったとき
・いちゃもん付けられたとき
・引ったくりにあったとき
対応できるくらいの英語力はあった方が良いです。
自分で運転するのは気を付けると思うのですが、いくら気を付けていても
・ウィンカーを出さない
・無茶な割り込みをしてくる
・自分が気に入らないと煽ってくる
・赤信号でも発進する
・横断歩道以外、歩行者信号が赤でも平気で渡る
ので相手に車をぶつけられたり、人が飛び出してきたりします。
何もないことが一番ですが、万が一何かが起きたとき対応できる英語力がないと苦しいですよ。
そこまで英語力はないけど自力で行く場合はポケトークのような自動翻訳機の持参もご検討くださいね。
旅行で使える英語フレーズ
旅行で使える英語のフレーズをいくつかシーン別に紹介していきます。
ぜひご旅行の参考にしてみてください。
また、ハワイ語の”Aloha”や”Mahalo”ですが日常的なあいさつで使っている人は私の周りにいません。
レストランやお店に入った時に”Aloha, Welcome.”と声をかけられたり、ショッピングセンターで”Mahalo for shopping”と場内アナウンスされていたりするのは耳にしますが、友だちへの挨拶には”Aloha!”ではなく”Hi!”が良く使われています。
あいさつ編
おはようございます。
“Good morning!”
こんにちは
“Hello/Hi!”
Hiの方がカジュアルです。
エレベーターで欧米系の人と乗り合わせると”Hello”と声をかけられることが多いと思います。
会話をしたくて話しかけて来たのではなく、
「私はあなたに危害を加えません。あなたはどうですか?」の意味を込めて言っているだけなのでビクビクせず”Hello”と笑顔で返事をしましょう。
How are you?
“I’m good. How are you?”
中学生で”I’m fine thank you, and you?”
と覚えましたが、15年前に留学した時も、3年以上ハワイに住んでいる今も一度も教科書通りに言っているネイティブに出会ったことはありません。
いい天気ですね
“Such a nice day!”
ありがとうございます。
“Thank you.”
入国審査編
旅の目的は?(バケーション/観光です)
“What is your purpose of your visit?”
⇒”Sightseeing”
⇒”Vacation”
滞在期間は?(週間、日)
“How long is your stay?”
⇒”For 2 weeks, for 10 days, for 3 days…”
滞在先は?
“Where are you staying at?”
⇒”At Sheraton Waikiki, At Hilton, At Moana Surf rider…”
仕事は何してるの?
“What is your job?”
“What do you do?”
⇒”I am an office worker”(会社員です)
⇒”I am a housewife/househusband”(専業主婦/主夫です)
一人で来たのか?
“Do you come here alone?”
⇒”Yes/No”
アメリカでビジネス(仕事)をしているか?
“Do you do any jobs in the United States?”
⇒”Yes/No”
肉持ってる?
“Do you have any meat in your suit case?”
⇒”No. No meat.”
ESTAを取るときにでアメリカに入国する際に必要なことを記入するので入国審査で英語はあまり必要ない(むしろ話せない方が質問が少ないから早く終わる)という意見があります。
確かにそうですが、私は渡航目的・滞在期間・滞在先・肉類を持ち込んでいないことは英語で答えられる方がいいと思います。
職員の方も確認で聞いているのですから。
入国者が少ない時はビザ保有者でもイミグレの奥にある別室に連れていかれます。
・どこに泊まるのか
・誰と来たのか
・何泊するのか
・目的は
・日本での仕事は?など聞かれます。
ホテル編
チェックイン(チェックアウト)したいのですが
“Check-in(Check-out), please?”
チェックインまで荷物を預けてもいいですか
“Can you keep my luggage?”
チェックインをするとき、予約したときの画面を印刷して持っていくと便利ですよ。
後はデポジット用にクレジットカードの提示を求められるので、用意しておきましょう。
ホテルで使うであろう他の英語は
部屋が寒い。ブランケットを2枚持って来てほしい。
“Can you bring me 2 blankets, please? My room is very cold.”
エレベーターの音がうるさくて眠れない。他の部屋に変えてほしい。
“Can you change my room to another room? The sound of elevator keeps me awake.”
タオルを2枚貸してください。
“Can I borrow 2 towels?”
両替できますか?
“Can I exchange Japanese Yen into US dollars?”
10ドル札を1ドル札10枚に両替してください。
“Can you break a 10 dollar bill into 1 dollar bills?”
エアコン/テレビ/ドライヤーがつきません
“The AC/TV/hair dryer isn’t working.”
これはどうやって使いますか?
“How can I use this?”
場所を聞く
お手洗いはどこですか
“Where is the restroom?”
○○ショップはどう行けばいいですか
“Can you show me the way to ○○?”
一番近いバス停はどこですか?
“Where is the closest bus stop from here?”
レストラン
午後6時に予約しています
“I have a reservation at 6pm.”
おすすめは何ですか
“What do you recommend?”
“What is your signature dish? ”
○○をください。
“Can I have ○○?”
とっても美味しいです
“These are very delicious!”
お会計をお願いします。
“Check, please.”
ショッピング
これを試着してもいいですか?
“Can I try this (these) on?”
Theseは複数のときです。
他の色はありますか?
“Do you have different collars?”
大きいサイズ(小さいサイズ)はありますか?
“Do you have bigger (smaller) size?”
なぜハワイでは英語が話せなくても大丈夫と言われるのか?
そもそも何で「英語が話せなくても大丈夫」と言われるようになったのか調べてみると、
・日本人観光客が多い
・日本人が移住した来た歴史
・ロコの気質(人柄)
という3つの要素がありました。
日本人観光客が多い
パンデミック以前は、年間で150万人以上の日本人がハワイに観光目的で入国しています。
単純計算ですが、
1ヶ月:12万5000人
1週間:3万1250人
1日:4,460人
もの日本人がハワイにいるということになります。
そうすると、日本人にお店に来てもらおうと日本語サービスを提供するところが増えていきます。
その結果、どこへ行っても日本語が分かるスタッフや英語が話せない日本人に慣れている人がいるので英語が話せなくても食事や買い物、観光などができる。
「英語が話せなくても大丈夫だった」というイメージが定着してしまったのだと思います。
日系ハワイアンの存在
明治時代(1885年)に日本人のハワイ移民が始まり、大正時代(1924年)までには総計で22万人もの日本人がハワイに移住してきました。
その影響もあり、ハワイには多くの日系アメリカ人がいます。
私の周りでは日系アメリカ人2世までは日本語を話せる人が多いです。
ただ日系3世以降になると、日本語の簡単な挨拶はできるけれど、会話はできなくなります。
(2世:お父さん、お母さんが日本人
3世:おじいちゃん、おばあちゃんが日本人)
また、日系でなくても日本語を話せると給料に加算されるので大学で勉強している人も多いです。
ハワイアンの人柄
「何とかなるよ~大丈夫だよ!」
という明るくてフレンドリーなハワイアンが多いので、ジェスチャーやフィーリングで何とかなる場合もあります。
ただ、フレンドリーなふりをしてお金を巻き上げるなんてことも日常茶飯事なので、気を付けた方が良いですよ。
ハワイ旅行で英語が話せると得する4のこと
ハワイ旅行で英語が話せると得することが4つあります。
・ガイドブックには載っていないローカルの人から美味しいレストランや穴場のビーチなど教えてもらえる
・日本人スタッフのいないホテルも選択肢に入れられる
・日本で未公開の映画や、野外映画(ムービーナイト)を楽しめる
・余計な手数料を払わなくても良くなる
ハワイアンロコから情報を聞ける
私の友だちに彼女は韓国人で旦那さんがハワイアンの人がいます。
週末何したのか聞くとGoogleマップにも出てこないようなビーチや、ローカルの行列が絶えないレストランに行ったりしています。
一度キャンプに連れていってもらったのですが、観光客は1人もいなくてとても静かなところでした。
ビーチにテントを張って、波の音を聞きながら見る星は格別でした。
他にもレストランで居合わせたハワイアンに「それ美味しそうだね、メニューのどこにあった?」と聞かれたことをきっかけに話が弾み、オススメのレストランを教えてもらったこともあります。
そんなとっておきの場所をローカルは知っていますので、英語を話せると情報を聞き出すことが可能になります。
ホテルの選択肢が広がる
英語が話せると日本人が常駐しているホテル以外も視野に入れてホテルの予約ができるようになります。
ホテルの価格を抑えることができたり、ハイレベルなサービスを提供してもらえたりと美味しい思いを体験することができます。
ただ覚えておいていただきたいのが、ハワイのハイレベルなサービスは日本のサービスと同等ではないです。
日本のようなサービスは期待しない方が良いです。
日本未上陸の映画が見られる
観光客でも行きやすいワードビレッジ近くに映画館があります。
価格は
・大人:15.50ドル
(16時前に上映している映画は13ドル)、
・子供(3-11歳):12ドル
・シニア(60歳以上):13ドル
・Mahalo Tuseday(毎週火曜日):10ドル
子供料金は日本より高いですが、大人料金は安いですね。
こちらでhttps://www.consolidatedtheatres.com/ward/showtimes-and-tickets/now-playing
現在上映中の映画が、
こちらでhttps://www.consolidatedtheatres.com/ward/showtimes-and-tickets/coming-soon
近日公開の映画を確認することができます。
後は無料公開している野外映画などのイベントに参加するのも楽しいですね。
手数料を余計に払わなくて良くなる
先ほど『損する6のこと』でも紹介しましたが、英語が話せないと日本語のサービスを受けるときに余計な手数料が発生します。
・レストランを予約する
・予約をキャンセルする
・落し物や忘れ物の問い合わせ電話 など
旅行会社などに代行してもらうと手数料がかかります。
ハワイ在住者が英語を話せない直面するトラブル
「ハワイに住んでいる人知っているけど、その人英語全く話せないよ。」
と疑問に思っているあなたの疑問に答えようと思います。
英語が話せないと、こんな時苦労します。
・仕事
・家でのトラブル
・詐欺
仕事
ハワイには日本人が多く訪れるので、日本語ができれば英語が話せなくてもできる仕事はあります。
現に、私が勤務しているツアーデスクに英語が話せない人が3割ほどいました。
休憩中に給料の話になったことがあって、彼女たちの時給を聞いてしまったのですが、私と時給5ドルの差がありました。
8時間働いたら40ドルもの差になります。
1週間(5日間)で200ドル(約2万円)の差です。
また、ビザのサポートが絡んでくると安く買いたたかれるので注意が必要です。
家でのトラブル
ハワイの物件は冷蔵庫が付いているものがほとんどです。
また、物件自体がかなり古いのでいつ何が壊れるか分かりません。
私の住んでいるコンドミニアムは築75年を超えていますが、どの物件もそんなもんです。
ここに住んで3年以内にどんなことが起きたかと言うと
・冷蔵庫が壊れた
・水道管が破裂してキッチンが水浸し
・洗面所のパイプが詰まった
・トイレの水が止まらない
・シャワーから水しか出てこなくなった
です。
他にも友達に聞くと
・お湯が出なくなった
・電気が止まった
・インターネットが切断されたまま
・シロアリが発生した
などのトラブルに遭っています。
さて、トラブルが起きたら業者さんに連絡をしないといけないのですが、その業者さんの9割は日本語が話せません。
日本人のするサービスも探せばあるでしょうが、割高になります(10~20%くらい高いイメージです)。
また、すぐに直してほしいのに予約ができなくて2週間待たなければいけないなんてこともあります。
ハワイ在住日本人を狙った詐欺
日本人コミュニティが大きいので、病院、銀行、弁護士事務所、会計士事務所、不動産会社などには日本人スタッフがいて、日本語で対応してくれるところが多いです。
ただ、良くサービス内容を確認しておかないと日本語での対応は有料となるケースもあります。(英語よりは割高になる。)
それと日本人を狙った詐欺もあるので、契約をするときは細心の注意が必要です。
特に弁護士事務や不動産、結婚相談所など。
弁護士さんは少し高くても、自分が依頼する分野に詳しくて実績がある人を選ぶ必要があります。
それと不動産に関しては、相場より安いレートにしているところには飛びつかないようにしましょう。
ハワイに住みたい女性を狙った詐欺もあると聞きます。
ハワイ在住のアメリカ人を紹介する結婚相談所なのですが、入会させた後オプションで不要なレッスン料を請求したり、条件と合わない男性を紹介したりとお金を使わせるだけ使わせる会社もあります。
留学みたいに長期間ハワイにいたら英語はペラペラになるでしょう?
はっきり言います。
なれません!
ハワイでなくても、勉強しなかったら生活しているだけで英語は身につかないです。
留学で失敗してしまう人にも共通していますが、上達しない人は日本人とつるんでしまうんですよね。
日本人とつるんでしまう
ハワイで英語が上手くならない理由として、日本人が多いのは一番大きな理由だと思います。
ハワイの日本領事館の資料https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/jp/yoran2015.4.pdfによると、純粋の日本人はハワイ州の人口約140万人に対して13%います。(約18万人)
またハワイに長期で滞在できるので留学先としても人気です。
ハワイに来る留学生のうち毎年の約30%が日本人なんです。
Department of Business, Economic Development & Tourismによると日本人の留学生数は2015年から5年連続トップで、最近発表されたレポート(The Economic Impact of International Students in Hawaii – October 2019 Update)では3,683名もの人が留学先にハワイを選んでいました。
月によってバラツキはありますが、月平均で306人もの日本人留学生がハワイにいたら日本語を話さない方が難しいと思います。
英語でコミュニケーションが取れない時ってすごくストレスがかかるので、日本人がいるとホッとして思わず話してしまうんですよね。
ただ、英語を話したいのなら極力日本人と接触しないようにしないと、いつまで経っても英語が上達しません。
私自身、日本人人口が0.1%にも満たない町に滞在していたので日本食レストランへ行っても日本語を話せる人はいませんでした。
当日スマホもありませんでしたし、インターネット通話もまだ発達していなかったので日本語に触れる方が難し環境だったんです。
そんな環境で生活できたからこそ、今の英語力を身に着けられたと思っています。
(現に、ハワイに来てから英語力は伸びていませんし…。)
日本人にとって心地の良い環境だとは思いますが、英語を学びたい人にとっては適さない環境です。
ハワイアン訛り
ピジン英語って聞いたことあるでしょうか。
簡単に言ってしまえばハワイアン訛りの英語です。
19世紀に日本をはじめ、中国、韓国、フィリピン、ポルトガル、プエルトリコなどから多くの移民が仕事を求めてハワイに入国しました。
その時に言葉が通じないので、共通語として生まれたものがピジン英語(ハワイアン・ピジン英語)と呼ばれる言語です。
ハワイで”Da”と付いている店名を見かけることが多いかと思います。
これは英語で言う”The”を意味しています。
他にも出来ないときに”I can’t”と英語で言いますが、人によっては”No can”と言ったりします。
もちろんアメリカ本土で話す英語を使う人がほとんどですが、ハワイでしか通じない英語を話す人もいるのも事実です。
英語を教わる場合は、先生がどんな英語を話すのか事前にチェックするのもポイントです。
まとめ
ハワイで英語が話せないと損する6つのことや「ハワイは日本語が通じるから大丈夫だよ」という真意をお話させていただきました。
ワイキキやアラモアナなどガイドブックに出てくる王道観光地であれば、日本語を話す人が多くいるので問題はないのですが、レンタカーを借りて郊外へ行きたい場合はある程度の英語力はあった方が良い、というのが私の意見です。
もちろん郊外へ行っても何もなければ英語は必要ありませんが、100%何もないということはありません。
パンデミック以降、確実に治安は悪くなっているので、万が一のときに助けを求めたり、起きたことを説明できるくらいの英語力がないと損するだけでなく、命も危ないというくらいの危機管理は最低限持っていてください。
とは言え、英語力はすぐに身に付けられるものではないので、ポケトークなどの翻訳機を持参すれば英語力の面はカバーできることをお話しました。
「英語話せないけどポケトークなんていらない」という方はワイキキやアラモアナ周辺だと日本語を話す人が多かったり、日本人慣れしているお店が多いのでオススメです。
郊外へ行く場合は、添乗員付きのオプショナルツアーを利用すると良いですよ。
ホテルやお店、レストランなどで使える英会話も紹介しているので、使ってみてくださいね。
また、ハワイ在住者の視点から、英語が話せると得することも紹介しています。
英語の勉強のモチベーションとして参考にしていただければ幸いです。
「これは何て言えばいいかな?」と英語で知りたい文章があればぜひコメント欄にお気軽にコメント下さいね:)
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